みなさん、こんにちは!
アマテルです。
7/16(土)午前9:30~の『食彩の王国』で取り上げられる食材は、湘南の白なす。
みなさんは、白なすを見たことがありますか?不思議ですね…なぜ白いんでしょう?
まだまだ主流ではないものの、少しづつ増える傾向にあるようで、神奈川県以外の地域でも生産されているようです。
『食彩の王国』では、湘南地域で白なすという食材の生産に携わる人や販売する場所、そして白なすの特徴を活かした料理を創作する料理人やレストランが紹介されます。
そこで今回は、白なすについて、その起源や知識をまとめるとともに、『食彩の王国』で紹介される生産者直売店やレストラン情報や口コミをまとめたいと思います。
「なす」は一体どこから来たのか?
「なす」の原種は、東インド地方と言われています。しかも元は白なすだったようです。
現在流通しているものにはさまざまな種類があって、南米由来の品種も多くあるようですから、世界中に広まり、愛されている野菜のようです。
農林水産省のHPに記載の情報をまとめますと、
- ナスはインドの東部で生まれたと考えられている
- インドから西へ向かったナスは、5世紀より前に古代ペルシャや、アラビア半島に伝えられ、東へ向かったものは東南アジア、チベットから中国と幅広い地域に広がった
- ヨーロッパでは13~15世紀になって、地中海沿岸で食べるよりも花をみて楽しむためのものだったそうです。アメリカに持ちこまれてから、たくさんの品種がつくられた。
- 日本では奈良時代にはすでにつくられていたと考えられていて、平安時代の『延喜式』にも、ナスのつくりかたが紹介されている。
- 江戸時代には、初なすを少しでもはやくつくろうとする技術もはじまりました。あまりに高値で売り買いされ、幕府が禁止令を出したこともあった
(引用元:農林水産省)
背景を知ると、面白いですね!
「なす」を欧州ではAubergine(オーベルジーヌ)というのですが、これはアラブ語由来の言葉です。
一方アメリカ英語では「なす」をeggplant(エッグプラント)と言います。確かに、卵は白いものが多いですからね…「元が白」ということの裏付けにもなりそうです。
ではどうして私たちが普段口にする「なす」は「茄子色」で白なすとの違いはどこにあるのでしょうか?
一般のなすの皮には、アントシアニン色素の一種である「ナスニン」が含まれているようです。
アントシアニンには「抗酸化作用」あって、それが生活習慣病を引き起こす原因と言われる活性酸素を抑える効果があると言われていますよね。
それもあって「茄子色」のなすが親しまれてきた側面もあるかもしれません。
一方、白なすにはこの「ナスニン」が含まれていないんですね。
白なすの皮には色素がない分、皮に厚みと柔らかみがあり、実もえぐみが少なく旨味が強いという特徴の違いがあるようです。
カリウム豊富で、夏バテ対策に効果の高いなすを美味しくいただくことができるのなら、茄子色のなすも、白なすも、どちらも楽しみたいですよね!
湘南白なす生産と直売所・清水農園
どういうわけか、なす嫌いの子供、案外多いですよね・・・・
湘南・茅ケ崎で白なす生産を手掛けるのは、江戸時代から続く生産農家の清水俊朗さん。カリウム豊富で夏バテ対策に力を発揮するなすがそのような印象のままであることに心を痛めていた一人です。

そんな清水俊朗さんが出会ったのが、口に皮が残らず旨味の強い白なす。それで元々この土地にはなかった白なすがお目見えする起源となっています。
ところ皮が繊細な白なすは、風で葉が擦れるだけで傷が付き、それがもとで病気になり、大失敗。
代々農業を営む清水家でも一筋縄ではいかない…それが農業の厳しい現実。
風揺れ対策を講じたり、「水で育てる」と言われるほど栽培に大量の水を要する白なすの栽培に、さまざまな試練と工夫を凝らして、太陽の下での栽培に漕ぎつけているのですね。

古より幾度となく氾濫してきたと言われる相模川の肥沃な土地と、海辺から吹く風、そして太陽の陽射しが降り注ぐのがその湘南・茅ケ崎という土地です。
こんなバックストーリーを知れば知るほど、白なすの有難みが更に増して、ますます食べたくなってしまいます!
『食彩の王国』で紹介される清水俊朗さんが栽培した白なすやその他の野菜は、清水農園直売所さんで買い求めることができます。

清水農園直売所
湘南白なすシーズンも始まったばかりだと思いますので、楽しみですね。
湘南白なす生産農家・清水農園の口コミは?
続いては、清水農園さんの口コミをピックアップしていますので、ご参考にしてください。
Google評価 | 4.2 |
いつもお世話になってます。寒川の市場もよいのですが、本当の「採りたて」の野菜が手に入るのはとっても助かります。
もう随分と昔の事ですが、真夏の夕方に伺った時にナスが売り切れていたので、ダメ元でご主人に聞いたらわざわざ畑から、もいできて下さった事もありました。
有名なのはナスですけど、冬場の大根の甘さも格別です。最近の糖度の高い物とは少し違いはしますが、さつまいももとても美味しくて、毎年これで栗きんとんを作っています。
自分で作っておいてナンですが、毎年楽しみになるぐらいに美味しく仕上がりますので、やっぱりお芋が特別に美味しいのだと思います(栗はその年で色々と安いのを探したりもするので変えてないのはお芋だけです)
場所が分かりづらいのと、端境期には本当に何も無くなったりもしますので足りないお野菜はスーパーで買うつもりで居れば、旬の物が美味しくやすく買えますので、お勧めです。
引用元:Google口コミ
売出し中のトルコナス(白なす)も立派に張り詰めていて美味いですが、個人的に南瓜とオレンジ色のミニトマトが抜群です。冬場に蕪を買って刺身で食べるのが楽しみです。
引用元:Google口コミ
湘南白なす生産農家・清水農園の店舗情報
湘南白なす生産農家・清水農園さんの所在地など基本情報をまとめています。
名称 | 清水農園 |
住所 | 神奈川県茅ヶ崎市中島253 |
電話番号 | 0467-82-4458 |
営業時間 | 8:30~18:00 |
公式HP | 清水農園 |
最寄駅 アクセス | ●東海道本線 平塚駅より2.5キロ 茅ヶ崎駅より3.0キロ ●バス利用 JR平塚駅またはJR茅ケ崎駅 よりバスで中島下車1分 |

「湘南白なす」が買えるスーパーもある!
湘南白なすは、既出の清水農園直売所さんのほか、地元・茅ケ崎のスーパー・ミアクチーナ ユーコープ 高田店さんでも買い求めることができるようです。
湘南白なすが販売されるスーパー・ミアクチーナ ユーコープ 高田店 店舗情報・行き方
名称 | スーパー・ミアクチーナ ユーコープ 高田店 |
住所 | 神奈川県茅ヶ崎市高田5丁目5−21 |
電話番号 | 0467-51-8777 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | なし |
URL | https://info.ucoop.coop/store/1368/ |
最寄駅 アクセス | JR相模線・北茅ヶ崎駅より 約1㎞(徒歩12分~15分) |

「湘南白なす」を使った料理を提供するレストランは?
さて今回の「食彩の王国」でも、「湘南白なす」の特徴を知り、活かし、美味しい料理にして提供している料理人とレストランを紹介してくれています。
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